●めざましテレビから取材を受け、放映されました!

私が執筆しホームページに掲載した「おなか」のお話の記事をフジテレビの方が検索をしてお問い合わせをしてくださいました。
それは、めざましテレビの「ココ調」というコーナーで「旬の食材を楽しむ。あり?なし?」というテーマでの取材でした。

放映は9月29日(月)のめざましTVの中で数分間、限られた時間の中でしたので、お伝えしきれなかったことを以下の通り加筆いたします。

食物繊維と便秘について

取材内容は「便秘解消のためサツマイモだけを食べる あり?なし?」でした。
https://urushibara-in.com/autumn-constipation/

「便秘解消のためサツマイモだけを食べる」には「なし」、と答えさせていただきました。
それはサツマイモには水に溶けにくい不溶性食物繊維が豊富なので、それだけを食べると便秘が悪化する可能性があるからです。

食物繊維は消化吸収されず、大腸まで到達します。
不溶性食物繊維は大腸の中で水分を吸収し膨らみ、便のカサを増やします。
それが大腸の壁を刺激して蠕動を活発にするのですが、もともとお腹の動きが悪い方や便意を感じにくい方では逆に便が出しにくくなり、ガスでお腹が張り、腹痛が強くなることがあります。

そのため慢性便秘症の方は便秘解消をするため、リンゴなどの果物、大根などの野菜類(ペクチン)や大麦などの穀物(βグルカン)、わかめなどの海藻類(アルギン酸)といった水に溶ける水溶性食物繊維を一緒に取ることが重要になります。
水溶性食物繊維は腸内細菌の餌となり、発酵により産出される短鎖脂肪酸の酪酸は腸内環境を整え、 大腸の蠕動運動を亢進させると言われています。

テレビでも紹介されていたサツマイモとリンゴとの煮物以外にも、もち麦入りのさつまいもご飯や、さつまいもと大根・わかめの味噌汁といった水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂取することが大切です。
水溶性食物繊維にはその他にも糖や脂肪の吸収を抑え、排出する働きもあります。

食物繊維などの摂取で腸内細菌(フローラ)を整えることをプレバイオティクスといいます。
プレバイオティクスの効果を最大限引き出すため、整腸剤など有益な微生物を直接摂取するプロバイオティクスを併用することも大切です。
腸内細菌は生活習慣病や免疫にも深くかかわっていることが分かっており、もっとも関心の高いトピックスの一つです。
この機会に食事や腸活について一度見直してみませんか?


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